Excelマクロにおいて色々なタイプのメッセージボックスの表示方法があります。
msgBox 変数における定数どうしの組み合わせで多種多様のパターンが作り出せるのですが今回は、その中でも代表的なものを紹介します。
Sub メッセージボックスその1()
MsgBox "Excelマクロ"
End Sub
最初に最もシンプルなメッセージボックスのパターンを紹介します。
msgBox 変数に直接、表示する文字列を組み込んだものです。
Sub メッセージボックスその2()
MsgBox "Excelマクロ" & vbCrLf & "「で作業速度アップ」", , "メッセージ"
End Sub
次にメッセージボックスにタイトル文と改行した文章を表示するパターンです。
文字列の間に 「& vbCrLf &」を入れることで改行することができます。
タイトル文は、msgBox 変数における定数の中で最後尾で指定します。
Sub メッセージボックスその3()
Dim strWord1 As String
Dim strWord2 As String
Dim strWord3 As String
strWord1 = "Excelマクロ"
strWord2 = "で作業速度アップ"
strWord3 = "メッセージ"
MsgBox strWord1 & vbCrLf & strWord2, , strWord3 & "1"
MsgBox strWord1 & strWord2, , strWord3 & "2"
End Sub
メッセージボックスに変数を組み込んだものです。
割と使う機会は、多いと思います。
メッセージボックスは、改行ありとなしの2パターンが表示されます。
Sub メッセージボックスその4()
Dim Sel As Integer
Sel = MsgBox("続けますか?", vbYesNo + vbQuestion)
If Sel = vbYes Then
MsgBox "あなたは、はいを選びました。"
ElseIf Sel = vbNo Then
MsgBox "あなたは、いいえを選びました。" & vbCrLf & "これで終わります"
End If
End Sub
「はい」と「いいえ」のようにメッセージボックスの中で選択ができるようにしたパターンです。
これも使う機会は多そうです。
Sub メッセージボックスその5()
MsgBox "問い合わせです。", vbQuestion, "問い合わせメッセージ"
MsgBox "注意です。", vbExclamation, "注意メッセージ"
MsgBox "情報です。", vbInformation, "情報メッセージ"
End Sub
最後に紹介するのは、メッセージボックスにメッセージのタイプに応じたアイコンを表示するパターンです。
vbExclamation を指定すると出る注意メッセージのパターンは、表示されるときにWindowsで設定されているサウンドを鳴らします。
用途によって使い分けるとよいと思います。